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股関節の痛みとの向き合い方― 痛い場所と、原因の場所は一致しない ―
股関節の痛みにどう向き合えばいいのか。 そう考えた時、 多くの人は「股関節そのもの」に原因を探します。 しかし、 痛みを感じている場所と、 問題が起きている場所が一致しない ことは少なくありません。 股関節痛が長引くほど、このズレが大きくなっているケースが多いと感じます。 股関節の痛み=股関節が悪いとは限らない 股関節は、 骨盤と大腿骨がつながる“関節”ですが、 実際にはその周囲を含めた 広いエリア で成り立っています。 特に関わりが深いのが、 大腰筋 腸骨筋 恥骨筋 中臀筋 臀部の外旋筋群 股関節を構造的に見ると腸骨筋が特に重要になる これらの筋肉は、 股関節を動かすだけでなく、 姿勢や体重の乗り方、呼吸の影響も受けています。 つまり、 股関節痛は「一箇所だけの問題」ではない ということです。 TONEが股関節を見るときの視点 例えば、 股関節の前側が痛い→ 腸骨筋や恥骨筋の緊張が強い 横や外側が痛い→ 中臀筋や外旋筋群がうまく働いていない お尻の奥が重だるい→ 股関節を守ろうとして前後複数の筋肉の力が入り続けている 股関節の痛みは、 ...
NAOKI NISHIO
2月10日


股関節が硬いと言われた時に -原因は柔軟性不足だけではない理由-
「股関節が硬いですね」 そう言われたことがある方は少なくありません。 前屈がしにくい。 脚が開きにくい。 あぐらがつらい。 すると多くの場合、 「ストレッチをしましょう」 という話になります。 しかし本当に、 “股関節が硬い”ことが問題なのでしょうか。 股関節が硬いとはどういう状態か 股関節が硬いと言われるとき、 可動域が狭い 動きがスムーズでない 筋肉が張っている こうした状態を指していることが多いでしょう。 しかし、 ここで一つ考えたいことがあります。 その硬さは、 原因なのか、結果なのか。 ▶︎ 股関節の痛みとの向き合い方― 痛い場所と、原因の場所は一致しない ― ※関連記事 柔軟性の問題だけとは限らない 筋肉は、意味もなく硬くなることはありません。 例えば、 足趾が浮いて地面を感じられていない 片側に体重を乗せてしまう癖がある 股関節まわりに負担が集中している こうした状態が続くと、 代償動作で身体を安定させようとします。 ▶︎ 痛みが戻るのはなぜ?代償動作から見る身体の負担の仕組み ※関連記事 股関節に痛みが出ている方は その時働きすぎ
NAOKI NISHIO
2 日前


痛みが戻るのはなぜ?代償動作から見る身体の負担の仕組み
「一度よくなったのに、また痛くなった」 股関節に限らず、 こうした経験をしたことがある方は少なくありません。 ストレッチをした。 マッサージも受けた。 一時的には楽になった。 それでも、 しばらくすると戻ってしまう。 なぜなのか? 痛みが戻る本当の理由 痛みが戻るとき、 多くの場合、 “痛みそのもの”は問題ではありません。 背景にあるのは、 代償動作 です。 代償動作とは何か 代償動作とは、 本来使いたい部分がうまく使えないときに、 別の部位が代わりに働くこと。 身体はとても賢く、 どこかに制限があっても、 なんとか動けるように別の方法を探します。 これ自体は悪いことではありません。 むしろ、 身体が使いやすいように適応している証拠です。 代償が続くとどうなるか 問題は、 その代償が“日常的に続いてしまうこと”です。 例えば、 足で支えられない 骨盤がうまく安定しない 股関節が本来の軌道で動けない すると、 別の筋肉が支え続けることになります。 その結果、 特定の筋肉が過緊張する 一方向に負担が集中する こうした状態が生まれます。 なぜ整えても戻
NAOKI NISHIO
2月14日


股関節が片方だけ痛むのはなぜか?原因と身体の使い方
「右だけ股関節が痛い」 「いつも同じ側に違和感が出る」 股関節痛の中でも、 “片側だけ”という訴えが圧倒的に多いです。 ではなぜ、 同じ股関節でも左右で差が出るのでしょうか。 股関節の問題とは限らない 痛みが右に出れば右が悪い。 左に出れば左が悪い。 そう考えたくなりますが、 実際にはそう単純ではありません。 片側だけ痛むとき、 多くの場合は 身体への負担が一方向に集中している状態 が背景にあります。 無意識の「偏り」 例えば、 立っているときに片脚に体重を乗せる癖がある 座るときにいつも同じ脚を組む 仕事などで片足で踏ん張る動作が多い 足趾が浮いて地面を感じられていない こうした小さな習慣の積み重ねが、 徐々に構造を偏らせていきます。 これらの習慣が悪いというわけではなく、 今の動き方や癖が身体にとって使いやすい状態ということです。 しかし、その結果片側の股関節にだけ負担が集まりやすくなっているのです。 筋肉が硬くなるのは「結果」 片側だけ痛い場合、 股関節周囲の筋肉が硬い 腸骨筋が緊張している と言われることがあります。 確かに、 触れると硬
NAOKI NISHIO
2月12日


立ち上がり・歩き始めに股関節が痛むのはなぜか?
立ち上がりや歩き始めに股関節が痛む原因を解説 椅子から立ち上がる。 歩き出した最初の数歩。 そんな瞬間に股関節が痛む。 しばらく動いていると少し落ち着くけれど、 違和感はどこかに残る。 こうした症状は珍しいものではありません。 ではなぜ、 “動き始め”に痛みが出るのでしょうか。 股関節が痛む=関節の異常とは限らない 痛みが股関節に出ていると、 そこが悪いと考えてしまいがちです。 ▶︎ 股関節痛との向き合い方― 痛い場所と、原因の場所は一致しない ― ※関連記事 ですが、立ち上がりや歩き始めの痛みは、 身体の使い方がうまくいっていない結果 として現れていることがあります。 特に、 動き出す瞬間に痛む 動いているうちに少し楽になる 体調や時間帯で差が出る こうした特徴がある場合、 関節の損傷というよりも、 負担のかかり方に偏りがある可能性 があります。 動き始めに股関節が痛む時、身体で起きていること 立ち上がりや歩き始めで痛みが出る方は、 股関節周囲の筋肉が伸び縮みしづらくなっている 筋肉が過緊張し、動きに余白がない 特定の部位に負担が集中している.
NAOKI NISHIO
2月11日


股関節痛は足から始まる?足と股関節の意外な関係
立ち上がるときに、 なんとなく股関節に引っかかりを感じる。 歩き始めに違和感があって、 しばらくすると気にならなくなる。 こうした股関節の痛みや違和感は、 必ずしも股関節そのものが原因とは限りません。 なぜ股関節が痛いのに、原因がわからないことが多いのか 股関節が痛いと、 どうしてもその場所に原因を探してしまいます。 股関節が硬い 筋力が足りない 年齢のせい そう言われて、 ストレッチや筋トレ、 マッサージを続けてきた方も多いのではないでしょうか。 もちろん、 股関節自体に問題があるケースもあります。 ただ実際には、 画像検査では異常がない 触ってもはっきりした原因が分からない 日によって痛みや違和感が変わる こうした股関節痛も少なくありません。 これは、 股関節が「原因」ではなく「結果」になっている 可能性を示しています。 足は、身体の「土台」であり「入口」 足裏は、 身体が地面と接する唯一の場所です。 足裏の筋肉。数々の筋肉を確認できます。 立つ、歩く、動く。 そのすべての始まりは足にあります。 足は、 体重や重力を最初に受け取る 身体全体の
NAOKI NISHIO
2月10日


TONEのサービスとは
「結局、TONEでは何をやるのか?」 初めて来られる方からよく聞かれる質問です。 マッサージなのか、 ストレッチをするのか、 ボキボキするのか。 多くの場合、 “何をされるか”が一番気になると思います。 TONEでは、 何をするか、何を見るか をとても大切にしています。 まず、やらないこと TONEでは、次のようなことは行いません。 強く押しすぎること 強く伸ばすこと ボキボキするような調整 刺激が強ければ変わる、 無理に動かせば良くなる、 そういった考え方は取っていません。 理由はシンプルで、 身体は「外から変えられるもの」ではなく、 反応を通して変わっていくもの だと考えているからです。 TONEで見ているポイント 施術に入る前、 TONEでは身体全体の状態を確認します。 見ているのは、 例えば次のような点です。 身体の可動域 どこまで動くかだけでなく、どの動きで引っかかりが出るかを見ています。 過度な緊張の有無 力が入り続けている場所や、無意識に守ろうとしている反応がないか。 皮膚や爪の色、触れたときの温度 血流や呼吸の影響が、身体の
NAOKI NISHIO
2月9日


股関節の痛みはどこから来るのか ― 原因は骨だけではないという視点 ―
股関節に痛みがある。 立ち上がるとき、 歩き始め、 脚を開いたとき。 日常の動きに確実に影響している。 病院で検査をしても「骨には異常なし」と言われた。それでも、痛みは残る。 この段階で多くの人が、 「使いすぎたのかな」「硬いからかな」「鍛えた方がいいのかな」と考えます。 けれど、 その前に一度立ち止まって、 見方そのものを整理する必要がある かもしれません。 股関節の痛み=骨の問題、とは限らない 股関節の痛みと聞くと、 骨頭や臼蓋といった“骨”を思い浮かべる人は多いと思います。 もちろん、骨が原因になるケースもあります。 ただ実際には、 レントゲンやMRIで大きな異常はない 手術が必要な状態ではない それでも痛みが続いている こうした人が非常に多いのも事実です。 この場合、 痛みの原因は骨そのものではない場所にある可能性 が高くなります。 股関節は「関節」だけで成り立っていない 股関節は、 骨と骨がはまって終わり、という構造ではありません。 その骨の周りには、 筋肉や靭帯、軟骨などの組織があります。 骨が単体で動くわけではないので、...
NAOKI NISHIO
2月8日


慌ただしく
東京にいた頃、一日が終わるとなぜかいつも疲労感がありました。 特別に何かをしているわけでもないのに、気づくと呼吸が浅くなっていて、肩や背中に力が残っている。 街が悪いわけではありません。 東京には東京の良さがあります。 ただ人の多さや情報の量、夜になっても消えない街の明るさ。 それらが少しずつ、身体のどこかに溜まっていく感覚がありました。 福岡に来てから、時間の流れが違うと感じることが増えました。 歩く速さ 話す間 夜の静けさ 何かが「足りない」のではなく、 多すぎない 。 今の僕にとっては多すぎないことがちょうどいいのです。 その違いが、身体の反応として分かりやすく表れます。 東京では当たり前だった「慌ただしさ」が、福岡では少しだけ薄まる。 それだけで呼吸の深さや、考え事の量が変わる。 身体は環境の影響を想像以上に受けています。 整体やケアというとつい身体そのものに意識が向きがちですが、 実際には「どこで、どんな時間を過ごしているか」も同じくらい大切なのかもしれません。 慌ただしく生きることが悪いわけではありません。 ただその状態が続いた時、身
NAOKI NISHIO
2月7日


手放す
最近、意識して「手放したこと」がいくつかあります。 "何か新しいことを始めた"というよりも、今まで当たり前にやっていたことを少しずつ手放していった、という感じです。 まずひとつは、 無理に結果を出そうとすること 。 身体に対しても、仕事に対しても「こうなってほしい」というゴールをこちらが先に決めすぎないようにしています。 お客様とのヴィジョンを設定して一緒に取り組むということ。そこに自分1人で突き進みすぎないようにする。 早く変化させようとすると、大体余計な力が入ります。それはこちら側だけでなく相手の身体にも。 もうひとつは、 必要以上に説明すること 。 分かりやすく伝えることは大切ですが、説明しすぎると感覚が置き去りになることがあります。 身体は頭よりも先に反応することも多い。 全部を言葉にしなくても、伝わることはある。最近は、そう感じています。それから、 「ちゃんとやらなきゃ」という考え も少しずつ手放しています。 完璧じゃなくていい。毎日同じじゃなくていい。 調子がいい日もあれば、そうでもない日もある。その波を無理に一定にする必要もないと感
NAOKI NISHIO
2月5日


身体に残るもの
身体はこちらの話を聞いていません。 「こうなりたい」 「早く良くなりたい」 「ちゃんとケアしている」 どれも間違っていないのに、身体はそれをそのまま受け取ってはくれません。 身体が反応しているのは、言葉よりも意志よりも 日々の状態や環境 です。 例えば、「リラックスしよう」と思いながら呼吸が浅いままだったり。 「今日は大丈夫」と言い聞かせながら無意識に力が入り続けていたり。 身体は、そういうところをとても正直に見ています。 身体のケアをしていて感じるのは、身体は“説得”では変わらないということ。 押されても伸ばされても正しいことを言われてもそれだけでは反応しない場面が多い。 むしろ何も言われなかった瞬間、触れ方が変わった瞬間、空気が少し緩んだ時にふっと変化が起きることがあります。 大事な場面もあります。 しっかり伝えた方がいい時 言葉で整理した方がいい時 方向性をはっきりさせた方がいい時 でも多くの場合、身体に対してできることは 何かを投げることではなく、置いていくこと なのかもしれません。 余計な力を 余計な意識を TONEで大切にしているのは
NAOKI NISHIO
2月2日


距離とタイミング
何を言うかより、いつ言うかの方が大事な場面もあります。施術でも、日常会話でも恐らく同じです。 少し距離が近すぎると、人は無意識に身構えます。 触れられる距離。 声をかける距離。 踏み込みすぎない距離。 近づけばいいわけでも、離れればいいわけでもなくてその人にとっての「今」があります。同じことをしていても、今日は大丈夫で別の日はそうじゃないこともある。 距離は毎回違います。言葉も同じです。 正しい言葉でも早すぎると届かないことがあります。 「今じゃない。」 「今日は聞きたくない。」 そういうタイミングは言葉より先に身体や表情が教えてくれます。 だから、何も言わないこともあります。 言葉は投げるものではなく、 そっと置いていくものなのかもしれません。 強い言葉よりも何の変哲もない一言の方が後から残ることもあります。 反応を見て必要なら続ける。違えばそのまま流す。 それくらいがちょうどいい。 ケアもよく似ています。 押しすぎない。先回りしすぎない。無理に変えようとしない。 触れて、感じて、待って、身体の反応を見る。 やっていることは、会話とあまり変わら
NAOKI NISHIO
1月31日


実際に体験することで
以前は東京の方にいたのですが、福岡に来て初めて他のお店のケアを受けてみました。特別身体が痛いなどの理由があったわけではないですが、タイミングと気分的に受けてみたいとなり伺いました。 普段は「ケアをする側」にいることが多いのでただ横になって、身を任せる時間は久しぶりでした。始まってしばらくすると、自分が思っていたよりも身体が緊張していたことに気いたのです。 どこがどうというよりも、呼吸が浅くなっていたり、無意識に力が入っていたり。触れられて初めて分かる感覚もやはりあります。 しかし、途中から気持ちよさと同時に「任せる」という感覚が出てきて考えることも少しずつ減っていきました。 受ける側になってみて改めて感じたのは、身を委ねる時間そのものが持つ安心感です。 何かを頑張らなくていい時間。 良くなろうとしなくていい時間。 ただそこにいて身を委ねられる時間。 施術の内容は大事だと思います。痛みがある方なら尚更そう感じます。しかし、その場の空気や距離感も身体には影響しているのかもしれないと再確認した瞬間でした。 施術が終わり、身体を起こした時に感じた事があり
NAOKI NISHIO
1月29日


足し算よりも引き算
少し不思議に聞こえるかもしれませんが、調子がいい人ほどあまり頑張りすぎていない印象があります。 トレーニングもケアも仕事も。 力を入れすぎず、やりすぎない。 それが結果的に、一番上手くいっているように見えます。 不調を感じた時、多くの人は「足りていない」と考えます。 もっと鍛えたほうがいいのか もっと通ったほうがいいのか もっといいものを食べた方がいいのか もっと頑張らなきゃいけないのか など… でも実際には、 やりすぎていること が原因になっている場合も少なくありません。 身体はサボるから調子が悪くなるわけではありません。 むしろちゃんと応えようとし続けた結果、少し疲れてしまっただけ。 力が入りっぱなしになったり、呼吸が浅くなったり、うまく緩められなくなったり。 そういう状態が続くと、身体は本来の動きを一時的に忘れてしまいます。 「頑張らない」 というのは何もしないことではありません。 必要以上に足さないこと。今あるものを、ちゃんと感じること。 「これ以上やらなくても大丈夫かもしれない」そう思えた瞬間から、身体は少しずつ変わり始めます。...
NAOKI NISHIO
1月27日


TONEについて少しだけ
TONEについて全部をここで説明するつもりはありませんが、今日は少しだけ。 ・どんな考えでこの場所を作ったのか。 ・どんな距離感で身体と向き合っているのか。 その一部を記したいと思います。 身体のケアというと「どこが悪いのか」「何回通えばいいのか」 そんな話から始まることが多いかもしれません。 ここでは少し違います。身体を無理に変えようとしない場所です。 TONEではお客様に無理に頑張らせることはあまりしません。強い刺激も必要以上に使いません。それは身体が思っているよりもシンプルにできているからです。 痛みが出るのには理由があります。それなのに結果だけをみてしまうのは原因を見誤ってしまう可能性があります。 上手くいかなくなる原因(身体の痛み)は壊れたからというより「使いづらくなっているだけ」ということがほとんどだと感じています。 身体のケアで大切にしているのは身体を変えるのではなく、戻すこと。 身体が本来持っている感覚や反応が自然に出てくる余白を作る。そんな時間を大事にしています。 ・強い指圧の刺激を求めている方 ・早く結果だけが欲しい方 ・他人
NAOKI NISHIO
1月24日
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